撮影から35年。

幻の記録映画が蘇る。
足尾、谷中、北海道佐呂間、鉱毒に追われた人々の人生が、風景が……。

明治44(1911)年に北海道佐呂間へ移住していった旧谷中村農民の孫子を追って、あるいはそれ以前に那須へ移住していった農民を追って、彼等の苦難の道をフィルムは記録する。

 

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渡良瀬川の上流、足尾銅山で、煙害で消滅した松木村農民の話、雲竜寺に佇む坑夫の墓、住職が語る強制連行の話。銅山閉山後も続く珪肺病患者の闘い。さらに渡良瀬川下流、谷中村の芦原に佇む旧谷中村の墓地、その遺跡を守ろうとする人たちの活動、葦刈り権を巡る旧谷中村村民と周辺農民の争い、さらに津軽海峡を渡り、北海道佐呂間に移住していった農民とその子孫の苦闘の姿を、カメラは淡々と追い続ける。

最後まで田中正造と行動をともにした島田宗三さんのインタビューは大変貴重な記録になっている。島田さんが語る田中正造からは、谷中村農民に優しく思いを寄せる姿勢が伝わってくる。

プロモーションビデオ

参照HP:蘇る「鉱毒悲歌」