足利尊氏と足利氏の世界

足利尊氏と足利氏の世界

(978-4-88748-266-1)

千田 孝明

南北朝の嵐を駆け抜け室町幕府を開いた足利尊氏の生涯と、その尊氏を生んだ武家の名門足利氏の世界を探究した労作。
栃木県立博物館とともに歩んできた著者の千田孝明氏は、昭和六〇年の企画展「足利氏の歴史─尊氏を生んだ世界」以来、足利尊氏と足利氏の研究を続けてこられた。おりしも、鑁阿寺の奥院で足利氏の廟所であった樺崎寺跡の発掘調査が始まり、さらに平成三年のNHK大河ドラマ『太平記』の放映が始まり、「尊氏ブーム」が起きると、その解説やら原稿の依頼が著者に集中した。さらに「足利学校と足利氏の遺産」が世界遺産登録を目指して動き出すと、世間の視線は「足利」に注がれ、著者にも様々な調査が依頼されるようになった。
こうして、この間、著者には足利氏と足利尊氏に関しての論説や、依頼原稿や投稿原稿が蓄積していった。それらを一冊にまとめたのが本書であり、それは著者自身の足利氏と足利尊氏に対する思いの軌跡をたどったものでもある。

四六判/上製/256頁/定価 1980円(本体1800円+税)
ISBN 978-4-88748-266-1
2012年10月10日発行

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