『ゴータマ・ブッダの声を聞く』(下山夷文)
978-4-88748-255-5

 突き詰めれば、ひと言、「捨てる」を実践するのみ。それが彼岸への道だと、ブッダは繰り返し説く。
 ブッダの教えを紹介するとともに、埴谷雄高・ドストエフスキー・ニーチェという三人の思考を経て、ふたたびブッダの世界を思索する。

 この本は、ゴータマ・ブッダの教え、それは、突き詰めれば一言なのですが、その一言を紹介するためのものです。ことば自体は、「捨てる」という無造作な日常語です。その教えは、「スッタニパータ」というお経に書かれています。その「捨てる」を実践することだけが、彼岸への道だと、ブッダは繰り返し言っています。というよりも、突き詰めればブッダはそれしか言わないのです。(本文より)