『学童疎開空腹物語 国民学校二年生の九カ月』(井上隆夫)
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東京大空襲、そして集団学同疎開。食事の量は確実に減っていった。ぼくたちはいつも腹を空かしていた。もう我慢ができない。しまいには、セミまで食べた??戦争というものが、一握りの支配者の誤った思惑から起こり、国民を思いもよらない戦禍に巻き込み、予想だにしない苦しみの中に追いやり、平和に生きる権利を奪い取る非常なものであることを、少しでも次世代の人たちに知ってほしいと思い、この書をしたためた次第である(本文より)。