『思川恋歌』(水樹涼子)
978-4-88748-225-8

人は生涯に一度は必ず”運命の出会い”をする。そのさだめに呑み込まれた男女の、貫かれた切なく一途な思い-日常から数センチ浮揚したような透明な世界に、現実離れした無垢で清浄な登場人物たちがリアルに動き出す。著者の生まれ育った栃木県北西部・思川源流域の豊かな自然と文化遺産を背景に展開される五つの物語。出会いと別れの儚さ、哀しみ、そして愛しさを、豊饒な自然の輝きの中から紡ぎ出した連作短編小説集。