2018年7月8日 下野新聞で、
板橋雄三郎著の『探訪栃木山~横綱昇進百年~』が、紹介されました。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/46629

(引用)

栃木山の謎に迫る 横綱昇進100年を記念し出版 栃木・板橋さん

【栃木】栃木翔南高非常勤講師の板橋雄三郎(いたばしゆうざぶろう)さん(65)=大町=は8日、旧藤岡町出身の第27代横綱・栃木山守也(もりや)(1892~1959)の生涯をたどった書籍「探訪栃木山~横綱昇進百年~」(随想舎)を出版する。栃木山が横綱に昇進してから今年で100年を迎えたのを記念。入門前の家出、全盛期での突如の引退の真相など、栃木山を取り巻く謎にさらに踏み込んだ一冊となっている。

栃木山は旧赤麻村の農家の長男として誕生。18歳で妻を置いて家出し、出羽海部屋に入門した。1918年1月場所で連覇を達成し横綱に昇進。172センチ、104キロと歴代横綱の中でも小兵ながら、鋭い押し相撲を武器に9回優勝した。しかし、3場所連続で優勝した後、25年5月場所の直前に突如引退し、春日野部屋を創設した。

板橋さんが栃木山研究を始めたのは91年。当時勤務していた高校で、教員が普段の研究の成果をまとめた小冊子「研究紀要」で栃木山を題材にしたのがきっかけ。生家や春日野部屋などを訪ねるうちに栃木山にのめり込んだ。

今回はこれまでの研究の集大成。栃木山の生涯を振り返るとともに、「家出」「引退」と栃木山の二つの謎にさらに迫った。

家出については、板橋さんが「頭の中に引っかかっていた」地元に残された元妻のその後の人生を追った。また、引退については、板橋さんがこれまで考察してきた「番付不満説」に加え、栃木山の謙虚な人格から「後進に譲ったのではないか」などと説を展開している。

板橋さんは「今は栃木山を知らない人がほとんどなのが寂しい。風化しかけている栃木山に息を吹き込みたい」と話している。

A5判、304ページ。定価2500円(税別)。県内書店のほか、とちぎ蔵の街観光館、市アンテナショップ「コエド市場」などでも販売予定。